給食について担任の先生に相談してみました

あーすえんじぇる

2011年09月13日 01:14

夏休み中、放射能関連情報を調べてみて

日本の暫定基準値で出荷されている食材が

どうしても安全だとは思えなかったので


資料を準備して

我が子の通う幼稚園と小学校、中学校の担任の先生に

相談にいきました。


どの先生も一生懸命聞いてくださり、

結果としては、

幼稚園と小学校はお弁当持ち、

中学は牛乳やおかずを残すのは家庭の指導だということに

理解をしてくださっています。


この件に関して“つぶやいて”みたところ、

どんな資料を用意したのか

どんな流れで説明したのか

知りたいと返信をいただいたので

このページで説明したいと思います。


私は小中学校と幼稚園の先生に、「私は放射能での内部被ばくをとても心配していますが、先生も食べていて心配ですよね?」と相談をもちかけました。幼稚園の場合は若い未婚の先生なので、「まだこれから赤ちゃんを産む先生の体のこともとても心配です」と先生自身にも大切なことだという印象を持ってもらおうとおもいました。(本当に妊婦の先生もいらっしゃるので、委託給食を食べていて大丈夫なんだろうかと私は真剣に心配しています。)

以降が使った資料と順番、説明内容です。

①「世界と日本の基準値の違い」を見せて、世界基準と日本の基準値はどれだけ違うのかを説明しました。ウクライナやベラルーシのこの数値でも白血病や癌、赤ちゃんの奇形でいまだに苦しんでいる人たちがたくさんいるんです、と。

②「武田邦彦が教える子どもの放射能汚染はこうして減らせる! 子どもを守る30の知恵」という本の、「暫定基準値ってなに?」というページのコピーを見せて、「年間1m㏜は、外部被曝だけでなく、呼吸や食事からの内部被曝も含むこと」を説明しました。
 
③近辺の空間線量(『測ってガイガー』のサイトの中で、私は長男が野球部で利用しているグランドや、そのほかの近所で測られた数値を使いました。)を見せて、外部被曝で世界基準の年間1m㏜に届きそうだということ」を、説明。子供は大人の10倍気をつけないといけないそうだから、できるだけこれ以上被曝させたくないのだ、と。

④「実際給食で使っている産地の食材の放射能測定の値」(あらかじめ学校が使っている放射能汚染がありそうな産地を調べました)を見せて、給食で使っている野菜は汚染されているのだと説明しました。地元静岡県のものでさえ汚染されているので給食はできるだけ西の食材をつかってもらいたいと思っていることを伝えました。

⑤浜松市水道局のサイトのコピー、「現在水道水は測定していません」を見せて、水道水でさえ安心かどうかわからないと説明。

ドイツ放射線防護協会の、「日本における放射線リスク最小化のための提言」で、“乳児、こども、青少年に対しては、1kgあたり4ベクレル以上のセシウム137を含む飲食物を与えないよう推奨される”という文を赤線を引いて見せ、ドイツが日本に対して提言しているのは4ベクレル/kgだけど、日本の基準は500ベクレル/kgだと説明。

⑦ロイターの、「食品の放射性物質抜き打ち検査へ」の記事「政府が食品の放射性物質検査を求めた東北、関東などの14都県のうち、約100市町村を産地とする農産物は、7月末時点で一度も検査が実施されていない・・・」を見せて、放射能を測ってさえいない食材が流通している事実を説明。

⑧「給食を守る会 浜松」(私は賛同者です)での会合時に取材のあった新聞記事のコピーを見せました。
子供たちや先生が安心な給食を食べられるよう、市や教育委員会にも働きかけをしています、と説明。

放射能汚染と戦う~被ばくを防ぐ予防対策と除去方法~(blog)より、
「政府は国民の安全確保よりも、パニック回避を優先」で、政府は本当のことを国民に伝えないこと
「マスコミ・テレビ局の巨大スポンサーが東電である」東電は、テレビ局、マスコミの巨大スポンサー、マスコミは東電に都合の悪い報道は一切しないことを説明。

命を守るお母さん全国ネットのブログより、「安全なお米を給食に 院内集会報告」ページをコピーし、数か所大切と思われる場所に赤ペンで線を引き、プルトニウムやウランを政府は測ったことがないこと、基準値内だからと500ベクレルのと新米が出荷される可能性もあること、500ベクレルの食物を1年間毎日1キロずつ食べると年間5ミリシーベルトの内部被曝になること、日本より基準値の厳しいベラルーシで、今生まれる赤ちゃんの8割に健康障害があることなどを説明。

⑪Save Child ブログより食材の放射線被曝における学校給食改善のための提案書の、3,4,5,10,12,13ページのコピーで、内部被曝について、セシウム、ストロンチウムについて、食べ物に気をつけた人、気をつけなかった人の違いなどを説明。

⑫東京新聞より 「チェルノブイリ影響 1300キロ離れても健康被害」で、自分の地域(浜松は福島原発から400キロちょっと)でも安全とは言えないことを説明。

これらの資料を見やすくファイルしたものと、一番はじめに相談に行った幼稚園には手元にあった関連の本(②の武田教授の本)も読んでくださいと付けて。


幼稚園と小学校は、こういう理由で給食を心配しているけれど、お弁当にするにしても給食と同じものをせめて地元かそれより西の食材で作ることは、食材がそろわないので難しく、とても悩んでいます、と先生に伝えました。

幼稚園の対応は、翌日「明日よりお弁当を持参してください。給食のメニューと同じでなくても結構です」とおたより帳で連絡をもらいました。(これは非常にびっくりしました!アレルギーの子のお母さんがとても苦労して全く同じメニューを作っているのを知っていたからです。)

小学校は、担任はかなり勉強されているお母さん先生でした。こちらの心配をとても深く理解くださり、給食と同じメニューでなくても、(限られた食材しか手に入らないのなら)毎日同じメニューになっても大丈夫ですよ、とその場で言ってくださいました。翌日は、担任の先生がくださった資料をみて、怪しい食材を除去(2年生なので担任の先生が手伝ってくださいました)してもらいましたが、先生にいろいろお手数をおかけするのも、先生が食べるものを「これは怪しいから除いてください」というのも申し訳なかったため、次の日からお弁当にしたいと申し出て、先生に手続きをしてもらいました。(すぐに止められないので給食費は数日分お支払です)

中学は、子供が給食の中のいくつかの食材を残すのを許してください、新米や豆など、秋の収穫物が出回るので、もし調べて危険だと思ったらお弁当にすることも考慮してほしいとお願いしました。(給食の会の活動で、新米は浜松産ということを知っていたため)今のところメニューを見て、今日は牛乳とこれとこれを残してね、と伝えたものを自分で除いて給食を食べています。


以上が今までの経緯です。

お役に立てたら嬉しいです♪

もし、わからないこと(や、間違っているところ!)などがありましたら、お知らせください。

子供たちが安心して、美味しい給食を食べられる日が来ることを心から願っています





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